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成人の日
1月第2月曜日(今年は1月10日)は日本の「成人の日」です。この日に全国各地で成人式が行われます。
ところで、皆さんは「冠婚葬祭」という言葉を知っていますか。
それは人生で4つの重要な節目です。その中で「冠」は成人式、「婚」は結婚、「葬」は葬儀、「祭」は法事・お盆を表しています。
ですから、日本人にとって成人式は人生で非常に大事で有意義な行事です。
では、成人式について見てみましょう。
成人式~昔は「青年祭」だった
昔の成人式は「青年祭」といいます。戦後の厳しい社会情勢の中で、将来を担う若者たちを激励しようということで当時とある町で青年祭が行われるようになりました。
それから、「成人式」という名前に変わり、全国に広まりました。
成人式はいつも成人の日に開催されるわけではない
一般的に成人式は1月に催されることが多いですが、最近では、夏のお盆の時期や、春のゴールデンウイークなどに行われる地域も増えてきているようです。
例えば、青森県、秋田県、岩手県、長野県、島根県、北海道、東北地方などです。それらの地域は山陰地方にあり、大量の雪が降るため、冬は成人式を行う適切な時期ではないからです。
また、お正月の後(1月10日)ではなく、ゴールデンウィークの連休に行う所も多いです。それは、お正月が終わると帰省する人が多いため、成人式に参加できないからです。
上の2つの理由で地域によって、成人式の開催時期はそれぞれ違っています。
成人式にはどんな服装?
女性の場合、ワンピースやスーツなど好きな服を着ても良いですが、殆どの女性は振袖を選びます。
美しく華やかな晴れ着である振袖を着ることで、親や周囲の人へ成長した姿を見せ、感謝を伝えるという意味合いがあります。
また、さまざまな災難や病気などから身を守るための厄払いの意味も込められています。
男性の場合、袴(はかま) またはスーツです。
昔は、和服である袴(はかま)を着る男性が多かったですが、最近は洋服のスーツを着るようになりました。
何を着て成人式に出席するかは自由です。「みんなと同じ格好は嫌! 誰よりも目立ちたい!」と考える人は、奇抜なファッションで出席してもルール違反にはなりません。
ただし、成人式は公式の場のため、マナー違反にならない、清潔感のある服装がポイントです。
留学生も成人式に参加することができます。あなたの住んでいる町の市役所や区役所の情報を見て、事前に予約すれば、参加できます。一生に一度の成人式に出席し、素敵な思い出を作りましょう。