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冬を迎える12月〜行事や祝日
日本の冬と言えば、「寒い」「雪」「スキー・スノボー」「クリスマス」「鍋」「お正月」など思い浮かびますね。
日本の冬は12月〜2月にあたります。日本列島は南北に長い地形のため、冬でも暖かい南の島から、大雪に見舞われる北の地方まで、天候はさまざまです。冬と言うと、寒いという印象を持つ人がほとんどです。また、年末年始を挟むこの冬の季節は、家族や友人の再会の時期になり、まさに寒い中で人と人とのぬくもりを感じる季節です。
12月の主な行事や祝日をご紹介します。
12月1~25日 お歳暮(おせいぼ、おさいぼ)=冬の贈り物
お歳暮とは、今年1年お世話になった人に対して「今年1年間ありがとうございました。 また来年もよろしくお願いします。」の気持ちを込めて渡す贈り物のことです。
12月初めより遅くとも25日頃までに贈るのが一般的です。それを過ぎたら、年明けにお年賀として贈ると良いと言われています。
12月22日 冬至(とうじ)
冬至とは、1年で最も昼間が短くなる日で、立春、春分、立夏などを含める二十四節気の1つでもあります。
この日は柚子湯(ゆずゆ)に入ったり、カボチャを食べたりするという習慣があります。
カビチャを含んだ7つの食材を、「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれていると知っていますか。カビチャを「南瓜→なんきん」と呼び、れんこん、ぎんなん、かんてん、うどん、にんじん、きんかんの7種類がそれにあたります。「ん」がつくものを食べると運がよくなるという言われますから、今もこの七種を食べている地域があるそうです。
2021年は12月22日が冬至にあたります。
12月25日 クリスマス
クリスマスは「キリストの誕生をお祝いする日」です。
冬の一大イベントであるクリスマスは明治時代のころから日本で定着したと言われ、現在まで日本人に広く親しまれています。12月25日より前日のイブ(24日の夜)の方が盛り上がります。
西欧諸国から受け入れたイベントの一つですが、日本独自に展開され根付いたクリスマス文化があります。その一つは家族より恋人を優先するということです。クリスマスは「恋人と過ごす」日というイメージがありますが、家族より恋人を優先するのは日本独自のことと言われます。海外のクリスマスは家族と過ごすのが一般的ですから。
12月31日 大晦日
12月31日の大晦日は無事に一年を過ごせたことを感謝して、新しい年を迎える準備をする日です。離れたところから帰省し、家族揃って、大晦日を過ぎし、新年を迎えるのが一般的です。
大晦日の夜は年越しそばが定番です。「細く長く達者に暮らせること」を願って食べられるそばのことです。そばはうどんと比べて切りやすいことから「一年の苦労や災いを断ち切る」という意味もあるようです。
また、除夜の鐘の音を聞いたことがありますか。
それは12月31日の深夜0時を挟む時間帯に寺院で撞かれる鐘のことです。鐘の音の回数は108回です。108回は人間の煩悩(ぼんのう)の数を表すといわれています。多くが108回のうち107回は旧年(12月31日)のうちに撞き、残りの1回を新年(1月1日)に撞きます
ここまで行くと、いよいよお正月の雰囲気ですね。
日本人はどうやって新年を迎えるか、日本のお正月って何か特色があるかまだ次回の記事でご紹介します。