【大学】EJUとその対策③(論理的思考型科目)とケアレスミスの防ぎ方

数学は「論理的思考力」を問う種類の学問です。思考力を発揮するには、まず練習問題や数学の「論理」を理解し、たくさんの練習問題を行い、必ず基礎を固めた上で次に進んでいきます。こうすると数学の論理を深く理解することができ、どんな試験問題がきても対応することができます。

数学の、それぞれの問題の「論理」を理解しよう!

EJU数学は、高校で学んだ基礎レベルの問題です。

例えば、二次関数!これは文系でも理系でも出題される頻出分野です。

今日は二次関数の一番基礎レベルの問題で説明します。

最も基本的な関数方程式はy=ax+C(中学レベル)ですね。それを理解した上で、高校数学の初級レベルの「二次関数:y=ax²+bx+C」→中級レベル→上級レベル(あなたが理系の場合)まで練習しましょう。

実際の問題はこんな感じ!

「二次関数のグラフ、最大値と最小値を求めましょう」

方程式:y=3(x+2)²+5

①方程式を解いて、二次関数の頂点を求めなさい。

②グラフを描きなさい。

③-2≦x≦0の時の最大値、最小値を求めなさい。

解説

中学レベルのy=3 x²のグラフがどんなものかわかりますか? 

そうです、放物線のグラフですね。

では、今回の場合のグラフは、y=3 x² のグラフを

 x軸方向に-2y軸方向に5、平行移動させたものになります。

つまりこの二次関数の頂点は(-2, 5)になります。

方程式は

y=3(x+2)²+5

=3(x²+4x+4-4)+17

=3 x²+12x+17

Y軸で交わる(x=0の時)y=17

これらの情報があれば、右のグラフを描くことができますね。

またグラフを描くと、-2≦x≦0の時、y=5(x=2の時)、

y=17(x=0の時)とわかりますね。

勉強方法のアドバイス

解説の部分、つまりこの問題の「論理」を理解するためには、まず母国語の

教科書を使用して下さい。その方が早く理解できるでしょう。まず「論理」を理解

したら、初級レベルの同じような練習問題を繰り返し解きましょう。

❷しっかりと「論理」を理解した後は、日本語の問題文の語彙専門用語を学び、

覚えましょう。

…例えば「方程式を解く」「グラフを描く」はどういう意味でしょうか?

❸完全に初級レベルができるようになったら、次に中級、上級の応用問題に

進みましょう。

着実に基礎を固めることが最も重要です!

ケアレスミスの防ぎ方

ケアレスミスとは、方程式の途中の計算で計算間違いをした為、せっかく

解き方は合っていたのに最終的な答えを間違ってしまうことを言います。

特にテストの後、「またケアレスミスしたー!もったいない!」と思う

ことはよくあると思います。しかし、ケアレスミスは、やり方次第で

減らすことができます。

ケアレスミスを甘くみてはいけない!

ミスには必ず原因があります。問題を読み間違えたのか、計算のどこをどう間違えたのか、

きちんと把握して対策を打たないとまた同じミスが起こります。「注意不足だった、体調のせいだ、

ボーっとしていた」と片付けてはいけないのです。

ミスは減らすための対策をしなければ減らない

人間がやる以上、ミスを絶対にゼロにするのは不可能です。でもミスをしやすいポイントというのはありますし、ミスをしないようにする方法はあります。全ては原因追及です。

ケアレスミスか、それとも実力不足か

冷静に現実に向きあって、よく考えてください。ミスをしたのは実力不足ではないですか?

ケアレスミスか、実力不足か判断する方法は、テストが返ってきて間違った問題を、別の日に

もう一度解いてみましょう!

そもそもケアレスミスとは?

2+4=8 のようなものです。どうしてこれを間違えた?! というのがケアレスミスです。

本当のケアレスミスなら、次にやった時には間違えません。答えややり方を見なくても、やり直せば解けるはずです。

ケアレスミスと実力不足

やり直したのに解けない、の場合はケアレスミスではなく、実力不足です。勘違いしている、若しく

はわかったつもりになっているのです。次に同じ問題をやった時、100%正答じゃない場合は実力

不足です。実力不足でミスをしている場合は、まずテキストをしっかり読み、理解するところから

始めましょう。

ケアレスミスの原因

さてそれでは、ケアレスミスを減らすにはどうすればよいでしょうか?

よくある原因が

・暗算ミス…単純な計算ミス

・転記ミス…書き間違いなどのミス

①暗算ミスを減らすための対策

計算問題でのミスは、早く答えを求めようと途中を暗算したり、途中の式を書くのを省略する時に

ミスが起こりやすいです。書かずに頭の中で計算する分、ミスをしやすいのです。

暗算する回数を減らす

・一つ一つの式を全部書いていく、なるべく省略しない→検算時、どこで間違えたかすぐにわかる

②転記ミスを減らすための対策

こんな事をするわけがない、という種類のミスです。 例えば、マイナス(-)の付け忘れは意外に

よくあります。特に計算が長くなればなるほど起こりやすくなります。

・計算過程の文字を大きく書くこと

・計算を書くエリアを広く取る

③そしてテストでは、検算をしてミスを減らす

ミスをしたことも自分の実力です!

ケアレスミスを減らすために最も重要なのは、間違ったところをケアレスミスの一言で片づけない

ことです。実力がないのか、単純なケアレスミスなのか、そこを見極めないといけません。そして、

間違ったところの原因と対策を考えること。これをしないと、また同じミスをします。

自分の実力、できる・できないを見極めること は、勉強の成果を上げるためには欠かせません。

ミスも実力のうちだと思って、自分に厳しく、それがケアレスミスを減らし点数を上げるコツです。

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