さっぽろ雪まつり
みなさんは冬と雪が好きですか?
現在、日本はまだ冬であり、寒気に覆われている地域が多いです。
四季が美しい日本には冬しか見られない絶景や祭りがあります。その中で北海道のさっぽろ雪まつりは日本国内のみならず、世界中の観光客を引き寄せる魅力的なフェスティバルです。
さっぽろ雪まつりは日本の北海道札幌市中央区内の大通公園をはじめとする複数の会場で、毎年2月上旬に7日間開催される雪と氷のフェスティバルです。さっぽろ雪まつりは中国の「ハルビン氷祭り」、カナダの「ケベックウィンターカーニバル」と一緒に「世界三大雪まつり」の一つです。
さっぽろ雪まつりは、1950年に地元の中学生と高校生が美術科教諭の指導のもとで6 つの雪像を大通公園に設置したことがきっかけで始まりました。雪像を作ることには深い意味があります。それは、市民にとってやっかいだった雪深い季節でも元気に過ごそうと、また大雪は生活の妨害ではなく、フレンドリーな友達だよというメッセージも含まれているそうです。
2022年度で第72回のフェスティバルを迎え、北海道のみならず、大勢の人が集まり、毎年およそ200万人もの観光客が訪れます。
毎年3つの会場で雪を楽しめます。
大通会場
この会場は札幌の都心部にあり、大雪像、市民雪像、国際色豊かな雪像などバラエティ豊富な雪像やイベントなどが楽しめるところです。
つどーむ会場
すべり台やスノーラフトなど、子どもから大人までが北海道の自然の中で雪とふれあうことができ、家族連れに人気がある会場です。
すすきの会場
「氷を楽しむ」をテーマに、幻想的な氷像が立ち並びます。ここには、氷像に触れる・乗れるふれあい広場、撮影スポットであるイルミネーションロードがあります。
「国際雪像コンクール」で雪合戦!!!
世界各国からチームが集い、雪像作りを競い合うという国際色豊かなイベントです。
参加者同士や見学者との交流や友好が広がる機会にもなります。
ちなみに、みなさんは、どうやって大きい雪像を作れるか不思議ではありませんか?
さっぽろ雪まつりの各会場では、4 階から5 階位の高さもある大雪像があります。
完成までどんな作業が必要でしょうか?
まずは採雪です。市内では雪の量が足りないため、札幌近郊の色々な採雪地できれいな雪を採雪しに行きます。それから、会場まで運び入れ、積雪を行います。
次は、足場を組み、運搬された雪を、大型重機を使って積み上げていきます。
積み上げが完了すると、雪の結着を安定させるために寝かせます。
寝かせが終わると、粗削り(あらけずり)を行い、細部の制作にとりかかります。
最後に、事前に準備した像のパーツなどを付け加えながら、細部まで仕上げていきます。
ちょっとイメージしにくいかもしれないので、「71回さっぽろ雪まつりの大雪像ができるまで」の動画を見てみましょう。
きっと熟練技術者のすばらしさを感じることができるはずです!
2022年度のさっぽろ雪まつりは2月5日に開幕する予定でしたが、コロナウイルスの影響で、オンライン形式に変更されました。オンラインですが、まつりの魅力を失わず、
札幌から離れた地域の方でも楽しめるチャンスです!
特に「さっぽろ雪フォトまつり2022」というフォトコンテストは2月1日より応募受付中です。詳しくはこちらのリンクで確認できます。
https://www.snowfes.com/online2022/
皆さんも、雪との素敵な思い出を作りませんか。